旧京藤甚五郎家住宅（県指定文化財）

＜京藤甚五郎家とは＞

今庄宿に現存するもので最も古く代表的な歴史的建造物。江戸時代から酒造業を営みながらも脇本陣に指定された今庄有数の旧家「京藤家」のお屋敷です。

＜特徴＞

塗籠の外壁と、瓦の上に上がっている卯建（うだつ）が特徴です。火が燃え移らないように熱い土壁で覆われる造りになっており、隣家から火が移らないように用いられる袖卯建に加えて屋根にも設けられている完全な防火構造です。

敷地間口は約２０メートル、一般の町屋と比較すると２倍の大きさを誇ります。家族や使用人が暮らす主屋と、大名などが宿泊する本陣形式の座敷とで構成される大型町屋建築です。客間と生活の場が明確に分けられており、主屋横の前庭から、門を通って奥座敷へと直接利用できるようになっています。

＜ご案内＞

公館日には、旧京藤甚五郎家住宅の屋内もご覧いただけます。無料でご入館いだけますので、機会がございましたらぜひ足をお運びになってください。

＜施設情報＞

住所：福井県南条郡南越前町今庄６８－３５（Google Map：https://maps.app.goo.gl/91WBrDzhw5UrJpHN8）
公館日：毎週金曜・土曜・日曜・祝日 午前１０時から午後４時まで（年末から３月上旬までの冬期間は非公開）
料金：無料
駐車場：なし
トイレ：〇（男女各１,多目的１）

多目的トイレ▼