流留は、越前山中の宿場町「今庄宿」で
永く受け継がれてきた伝統的建築物をリノベーションし、
1⽇1組様限定でご案内している古民家宿です。
忙しく流れていく日々をゆったりと見つめ、
時代を超えた価値や想いにふれて“何か大切な気持ち”を呼び覚ます。
そんな贅沢な旅時間を流留でお過ごしください。
古来、京の都と北陸の
険しい山中を抜ける、唯一の道として
江戸時代は、多くの旅人が、
明治時代は、蒸気機関車が、
たくさんの物や情報を連れて
行き交い栄えたまち。
北陸随一の峠を越え、連年の厳冬を越え、
絶え間ない人と自然との営みは、
暮らしの想像と創造の力を育みました。
長きにわたる異文化との交流は、
まちを豊かに発酵させる歴史となりました。
更なる時代を超え、変わりゆく常識を超え、
まちや暮らしに込められる先代の知恵は、
今なお人々の生きる支えとなっています。
越前に息づいた伝統工芸を設えた空間は
奥ゆかしく豊かな感覚を呼び覚まし、
軸組の構造を支え続けるぐねりと曲がった太い梁は
生きる活力と想像力を大いに沸かせてくれるはず。
息継ぐ間もない時代だからこそ、生の中に留まりをもち
ゆっくりと今この日常を見つめてみたい。
春にはカタクリや桜が
夏には新鮮な山の幸が
秋には一面のそば畑が
冬には白く澄んだ雪の華が
ひっそりとお迎えしてくれることでしょう。
皆様のお越しを
心よりお待ちしております。